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はやにえ日記

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はやにえを探して川原をうろつき、みつけたものや考えたことを書きとめる。 身近な自然を通して世界を定点観測する営みと、そこから生まれた作品たち。 うちの近所にはモズがいる。 だけど、あれ?  そういえば「はやにえ」って、一度も見たことがない。 ある日とつぜん、本当にとつぜん、思い至った。 早起きしてはやにえを探し、記録がてらにつぶやくのが、日課になった。 著者の素朴な好奇心から始まった「はやにえ探し」は、身近な自然や人間以外の生きものの営みを定点観測し、自分の生活や創作の足元をたしかめるかけがえのない時間になってゆく。 2022年から2026年。世界を覆う激動のなかで、その足元は大きく揺らぐ。人間や人間以外の他者とともに生きることについて、川原を歩きながら、ときに立ち止まって、考え、話しつづける。 4シーズン+1シーズンにわたるはやにえ探しの記録と、その副産物として生まれた数々の「はやにえ小説」やエッセイを収録。 ※本書は、糸川乃衣『はやにえ日記』(私家版・2023年)にそれ以降の内容を追加し、約3倍のボリュームの完全版として刊行するものです。 〈収録作品〉 はやにえ探し シーズン1~4(日記) エッセイ「はやにえ日記」 超短編小説「深夜のお茶会」 マイクロノベル「それぞれの」 掌編小説「百の舌」 短編小説「なんにもないし、なんでもない(けど)」 短編小説「定点観測」 など 著者 糸川乃衣(いとかわ・のえ) 2022年「握りしめるための石ころをさがす」で第1回星々短編小説コンテスト正賞を受賞。2023年「叫び」で第3回かぐやSFコンテスト審査員特別賞を受賞。著書に、『我らは群れ』(kaguya books)、『握りしめるための石ころをさがす』(夜空舎)などがある。小説を書くかたわら、それぞれの窓から見える景色を交換するためのエッセイをnote 等で発表している。

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