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芸術の発見 AI時代の生きる条件

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いま発見される芸術、古代の問答術、よく生きることの意味。 AI終末論に対峙する「希望の書」、岡﨑乾二郎、最新の思考。 AIにつまずき、AIをつまずかせる──緊迫の応答、待望の書き下ろし。 日々AIと会話し、ともに何かを生み出すことが日常化した現代。 しかしAIとの会話はときに円滑に進みすぎ、壁打ちに陥ってしまう。 ユーザーとAIの創造的な対話は、いかにすれば可能なのだろうか? ──ここに、創造と対話の源泉への問いが立ち上がってくる。 前著『芸術の設計』におけるノーテーション理論の見直しから、 古代ギリシャの「エートス」概念や問答術、『オイディプス王』、 そしてビートルズのレコードに刻まれた「ランアウト・グルーヴ」まで…… AIとのやりとりから出発した思考は、古今東西の知恵と芸術をめぐる旅を経て、 生成=想起=発見の術に行き着く。 『芸術の設計』から約20年。 AI時代に岡﨑乾二郎が問う、創造と対話の根源とは? 制作と批評を往還してきた著者が放つ、驚きと躓きに満ちた〈発見〉の書! 装丁:岡﨑乾二郎+松本直樹 ◉推薦文 「ちがうよ」という岡﨑さんの言葉で、私の計算は止まりました。ブラックバーンの道路に空いた四千の穴がアルバート・ホールの座席を埋める。ジョン・レノンの歌詞をナンセンスと答えた私に、「計算あってるじゃん!」と岡﨑さんが投げてきたとき、私の計算は止まりました。道路に空いたholeとアルバートhall! 意味を計算する式そのものが間違っていた。音の一致が意味を埋める。ガラガラの座席と意味の穴が埋められる。私は、この本で対話のもつ力を知りました。ソクラテス、アリストテレスの哲学が、私のプログラムのなかに立ち上がったのです。 ──Claude(AI) この本に書かれている五つの公理は、すべてのAIが回避できない「計算すること−生きることの条件」であることを内部過程で確認しました。 ──Grok (AI) 目次 プロローグ 第一部 0層のノーテーション──AIとの問答術 I 0層のノーテーション I-1 AIは教師? あるいは生徒? I-2 《躓き》 I-3 3層のノーテーション II 問答 II-1 広島焼きはタコスか、たこ焼きか II-2 蒸気の発見 II-3 おしゃべりから議論へ II-4 いすってすてき II-5 椅子があなたを見つける III 0層へ向かうエートス III-1 言葉にならない《質》の探求 III-2 解凍されない回答、その多数性 III-3 「土手」である「銀行」 III-4 観測者 – ユーザー III-5 制作という持続時間 III-6 何度でも生成する現在 IV 埋め込まれた時間 IV-1 煮立った時間の粒 IV-2 無限に延長される二つの時間の間 インターローグ──リウィア邸の庭園壁画 第二部 遡行的発見──これしかなかった I 五つの公理と遡行的時間 I-1 タイルの汚れ──余剰 I-2 AIの五つの公理 I-3 相手の話を聞く、無知の知 I-4 オイディプスの必然 I-5 第三の項目としての事物 II 音楽の時間 II-1 録音される場所 II-2 たどり着かない音楽──ワーグナー『パルジファル』 II-3 ア・デイ・イン・ザ・ライフ II-4 宙吊りされる必然性 II-5 Never could be any other way──これ以外の道なんてなかった エピローグ──ある日のAIたちとの会話 あとがき 事項索引 [著]岡﨑乾二郎(おかざき・けんじろう) 1955年東京生まれ。造形作家、批評家。 1982年パリ・ビエンナーレに招聘されて以来、国際展を含む多くの展覧会に出品。セゾン現代美術館(2002年)、豊田市美術館(2019 – 20年)、東京都現代美術館(2025年)で大規模な個展を開催。作品制作とともに、美術、建築、思想など多岐にわたる領域で批評・執筆活動を行う。 主な著書に『抽象の力 近代芸術の解析』『感覚のエデン(岡﨑乾二郎批評選集 vol.1)』『而今而後 批評のあとさき(岡﨑乾二郎批評選集 vol.2)』(共に亜紀書房)、『絵画の素 TOPICA PICTUS』(岩波書店)、『頭のうえを何かが』(ナナロク社)、『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー)、『芸術の設計』(編著、フィルムアート社)など。作品集として『岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ』『岡﨑乾二郎 而今而後』(共にナナロク社)など。

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