人生の折々、だれしもその傍らには、何らかの花、その思い出がある。それら「私の花」にまつわる気持ちを綴った文章の花束。執筆は柳田、荷風、武田百合子、須賀敦子ら多士済々、花の名前もさまざまに。
著者
牧野富太郎 (マキノ トミタロウ)
高知県生まれ、植物学者。1862〜1957。植物分類学の権威。〈日本植物学の父〉と称された。文化勲章受章。著書は『日本植物志図篇』『日本植物図鑑』『植物知識』など多数。
澁澤龍彦 (シブサワ タツヒコ)
1928年東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイを発表。晩年は『高丘親王航海記』など幻想的な小説を執筆した。
杉浦日向子 (スギウラ ヒナコ)
1958年、東京生まれ。漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト。おもな著作に『江戸へようこそ』『百日紅』『YASUJI東京』『花のお江戸の若旦那』など。2005年没。