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雪の詩集

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雪が あらゆるものに沈黙の布を被せた。 感じられるのは 家のなかの物事だけ。 わたしはシーツにくるまり 何も考えずにいる 考えることさえ。 動物のように寛ぎ おぼろな想いに耽り 世界のどんな行いより無為に 眠りに就く。 --アルベルト・カエイロ 日本翻訳大賞受賞作、クラリッセ・リスペクトル『星の時』の訳者による翻訳詩アンソロジー。フェルナンド・ペソーアの異名アルベルト・カエイロから、ハイネ、リルケ、ガブリエラ・ミストラル、ディキンソン、ボードレール、シェイクスピアまで。ヨーロッパおよび南北アメリカの詩人たちによる、「雪」をめぐる詩のことばを集成。不朽の名作を原文で味わえる多言語対訳詩集。 目次 雪があらゆるものに沈黙の布を被せた アルベルト・カエイロ 樅の木がぽつんと立っている ハインリヒ・ハイネ 雪のひと ウォレス・スティーヴンス 山並み アルフォンシーナ・ストルニ 初雪 ジェイムズ・ラッセル・ローウェル 忘れさせよう サラ・ティーズデール 雪 シャルル・フュステール 時は移り、心は移り ルイス・ヴァス・デ・カモンイス 雪片 ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー 雪の妖精 クロード・マッケイ 雪 レミ・ド・グールモン 遠い山々の雪に陽は当たる リカルド・レイス 冬の夜 ゲオルク・トラークル クリスマス テオフィル・ゴーティエ 夜の帷がわたしを包む エミリー・ブロンテ 高い樅の木は掠れた息を漏らす ライナー・マリア・リルケ みなしご ジョヴァンニ・パスコリ 雪が降るあいだ ガブリエラ・ミストラル 雪のようにわたしは純潔であり続ける ルネ・ヴィヴィアン 声高に戦うのは勇気あること エミリー・ディキンソン 曇り空 シャルル・ボードレール 火と雪 ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン 虚しい言葉 オラーヴォ・ビラッキ 冬 ルベン・ダリオ ぼくたちの家の戸口に…… エミール・ヴェルハーレン 霧と雪みたいに狂っている ウィリアム・バトラー・イェーツ 果てしない ポール・ヴェルレーヌ 降り募る雪 エイミー・ローウェル 一匹の狼 ポール・エリュアール 吹きだまることのない雪 エミリー・ディキンソン 雪が消えると遠ざかってゆく アントニオ・マチャード ソネット五番 ウィリアム・シェイクスピア 白い雪 ギヨーム・アポリネール 雪について フロルベーラ・エスパンカ 白い枝々の下に座って ハインリヒ・ハイネ 言葉たち ウンベルト・サバ * 解説 ​​ 編訳者紹介 福嶋伸洋(ふくしま・のぶひろ) 1978年、新潟県生まれ。共立女子大学文芸学部教授。著書に『魔法使いの国の掟』(慶應義塾大学出版会)、『リオデジャネイロに降る雪』(岩波書店)、『ニコの海』(松籟社)。訳書にマリオ・ヂ・アンドラーヂ『マクナイーマ』、ヴィニシウス・ヂ・モライス『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』(以上、松籟社)、クラリッセ・リスペクトル『星の時』(日本翻訳大賞受賞)『ソフィアの災難』(共訳)『水の流れ』(以上、河出書房新社)などがある。 翻訳詩アンソロジー 雪の詩集 編訳者 福嶋伸洋 発行 サウダージ・ブックス ​​​​​​ 本体 2000円+税 112ページ A5判変形 ペーパーバック ブックデザイン 堀渕伸治◎tee graphics 初版発行日 2025年12月22日

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