

音楽のために、生きている。
青葉市子、はじめてのエッセイ集。
夢と現実が溶け合う、永遠に似た時間。
深い海に潜って見つけた、小さな創作のかけら。
「大雨みたいな拍手が聞こえる。
様々な人生のひとときを預かる、
ステージの袖で、深呼吸をしている。
どうか音楽よ、私たちを包んでと祈りながら。」
目次
1.停泊する商店街
2.手のひらの地球儀
3.夢のありか
4.蠢く聲たち
5.海の枕
6.空に浮かぶ塔
7.混線と結束
8.めくるめく旅路
9.兎の尾龍の爪
10.丘の上の青い光
11.水瓶
12.春のあらわし
13.翠たちの夢
14.あお、みどり。
15.夢法師
16.ねえ、ペンギン。
あとがき
【イラスト】青葉市子
【装幀】名久井直子
著者
青葉市子
1990年生まれ。音楽家。自主レーベル〈hermine〉代表。
2010年のデビュー以来、8枚のオリジナル・アルバムをリリース。クラシックギターを中心とした繊細なサウンドと、夢幻的な歌声、詩的な世界観で国内外から高い評価を受けている。2021年から本格的に海外公演を開始し、数々の国際音楽フェスティバルにも出演。音楽活動を通じて森林・海洋保全を支援するプロジェクトにも参加している。2025年1月にはデビュー15周年を迎え、約4年ぶりとなる新作『Luminescent Creatures』を2月にリリース。 同月下旬からキャリア最大規模となるワールドツアー〈Luminescent Creatures World Tour〉を開催し、アジア、ヨーロッパ、北米、南米、オセアニアで計50公演以上を予定。
2023年5月号より『群像』でのエッセイ連載を開始、本書が初の単行本となる。FM京都〈FLAG RADIO〉では奇数月水曜日のDJを務めるほか、TVナレーション、CM・映画音楽制作、芸術祭でのパフォーマンスなど、多方面で活動している。
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