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谷川俊太郎詩集 文庫

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デビュー以来,半世紀を超えて人々に喜びと感動をあたえてきた谷川俊太郎(1931─)の二千数百篇におよぶ全詩から,作者自身が厳選した173篇を収録.子どもが読んで楽しめることばあそびから引用文だけで構成された実験的な長編詩まで,さまざまな文体で書き分けられたリズム感あふれることばの宇宙を俯瞰する.(解説=山田馨) ■編集部からのメッセージ  現代日本でもっとも有名な詩人の、自選詩集の決定版を刊行いたします。  詩人「谷川俊太郎」の名前は、小学生の低学年でも知っている――よく小学校の廊下などに、「今週の詩」などといって貼りだされていますので――という点から考えると、作家や歌人などをふくめても、おそらくは日本でもっとも知名度の高い書き手でしょうから、その意味で、谷川さんはもはや「国民的」詩人といっていいでしょう(また谷川さんの詩は、英語、フランス語、ドイツ語、スロバキア語、デンマーク語、中国語、モンゴル語などにも訳されていて、谷川ファンは世界中に散らばっています)。  今回この一冊に収録したのは、谷川さんご自身が精選された173篇の詩です。谷川さんの「まえがき」にあるように、谷川さんは17歳頃から詩を書き始められ、もう60年以上詩を書きつづけてこられました。その60年以上におよぶ谷川さんの詩作の軌跡がたどれるように、本書では、1952年刊行の『二十億光年の孤独』から、『トロムソコラージュ』『詩の本』『子どもたちの遺言』などといった2009年に刊行された詩集までを(一部の例外をのぞいて)刊行年順に配列いたしました。収録作品も、子どもが読んで楽しめるもの(「かえる」「かっぱ」「おならうた」など)から、実験的なもの(「今日のアドリブ」「日本語のカタログ」など)まで、幅広く収録されていますので、この一冊で、詩人谷川俊太郎のエッセンスを掴みとれるようになっています。  巻末の「解説」と「谷川俊太郎年譜」は、谷川作品の理解の深さとそのあたたかい人間性に、谷川さんが最大の信頼をおいている山田馨さんにお願いしました。谷川俊太郎という人と作品を知り尽くしているからこそ書ける文章で、ところどころ谷川さんのプライベートが暴露されていてヒヤッとしますが(だからこそ?)抜群に面白い解説です。谷川さんの文庫版詩集に入っているさまざまの解説のなかでも、最高のものといってよいでしょう。  あとは多言は無用。どうぞ、谷川さんの、リズム感あふれることばの宇宙に遊んでみてください。 目次 ■出典詩集 まえがき 『二十億光年の孤独』 (創元社 1952) 『十八歳』 (東京書籍 1993) 『六十二のソネット』 (創元社 1953) 『62のソネット+36』 (集英社文庫 2009) 『愛について』 (東京創元社 1955) 『絵本』 (的場書房 1956) 『あなたに』 (東京創元社 1960) 『21』 (思潮社 1962) 『落首九十九』 (朝日新聞社 1964) 『谷川俊太郎詩集』 (思潮社 1965) 『谷川俊太郎詩集』 (河出書房 1968) 『旅』 (求龍堂 1968) 『谷川俊太郎詩集』 (角川文庫 1968) 『谷川俊太郎詩集』 (現代詩文庫 1969) 『うつむく青年』 (山梨シルクセンター出版部 1971) 『谷川俊太郎詩集』 (角川書店 1972) 『ことばあそびうた』 (福音館書店 1973) 『空に小鳥がいなくなった日』 (サンリオ出版 1974) 『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』 (青土社 1975) 『定義』 (思潮社 1975) 『タラマイカ偽書残闕』 (書肆山田 1978) 『谷川俊太郎詩集 続』 (思潮社 1979) 『そのほかに』 (集英社 1979) 『コカコーラ・レッスン』 (思潮社 1980) 『ことばあそびうた また』 (福音館書店 1981) 『わらべうた』 (集英社 1981) 『わらべうた 続』 (集英社 1982) 『みみをすます』 (福音館書店 1982) 『日々の地図』 (集英社 1982) 『どきん』 (理論社 1983) 『対詩 1981.12.24~1983.3.7』 (書肆山田 1983) 『手紙』 (集英社 1984) 『日本語のカタログ』 (思潮社 1984) 『詩めくり』 (マドラ出版 1984) 『よしなしうた』 (青土社 1985) 『いちねんせい』 (小学館 1988) 『はだか』 (筑摩書房 1988) 『メランコリーの川下り』 (思潮社 1988) 『魂のいちばんおいしいところ』 (サンリオ 1990) 『女に』 (マガジンハウス 1991) 『詩を贈ろうとすることは』 (集英社 1991) 『子どもの肖像』 (紀伊國屋書店 1993) 『世間知ラズ』 (思潮社 1993) 『ふじさんとおひさま』 (童話屋 1994) 『モーツァルトを聴く人』 (小学館 1995) 『真っ白でいるよりも』 (集英社 1995) 『クレーの絵本』 (講談社 1995) 『谷川俊太郎詩集』 (ハルキ文庫 1998) 『みんなやわらかい』 (大日本図書 1999) 『クレーの天使』 (講談社 2000) 『minimal』 (思潮社 2002) 『夜のミッキーマウス』 (新潮社 2003) 『シャガールと木の葉』 (集英社 2005) 『すき』 (理論社 2006) 『私』 (思潮社 2007) 『子どもたちの遺言』 (佼成出版社 2009) 『トロムソコラージュ』 (新潮社 2009) 『詩の本』 (集英社 2009) 解説 山田馨 谷川俊太郎年譜 Kindle→https://amzn.to/3YyBBWt

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