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クソッタレな俺をマシにするための生活革命

1,980円

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※ 2024年11月下旬 〜 2024年12月上旬 発送予定

脱引きこもり中の引きこもり、男らしさを考え直してたら、人間として生き直すことになった── リアルの世界の人には肉体がある。当然だろうと思うかもしんないが、ネットに入り浸りそういう感覚が希薄だった俺にはこれが「発見」だった。 初の著書『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』がヒット、エッセイストとして華々しくデビューした済東鉄腸31歳。 インタビューにラジオに引っ張りだこの毎日。他者の中で揉まれ、自身を相対化するにつれて「社会の中で俺って一体、なんなんだ? 男らしさってなんなんだ?」という問いにつきあたる。人生を振り返ってみると、これまで「男らしさ」に悩んだことがなかったのは、そもそも「人間として」自分に自信がなさすぎるからだった…!  人間として、男として。自らの手で選び取った「男」という性をよりマシなものにするため、脱引きこもりを目指して冒険に出る。とはいえそれは地元のショッピングモールと、自宅の往復がほとんど。放棄してきた「生活」の細かな実践、生身の人間との関係構築へと少しずつ歩み出す。そして思いは、最も身近で最も遠かった他者である両親へ── 熱くて小規模な冒険がいま始まる! TETTYO's First Challenges ニッケコルトンプラザで本を勧め合う。 とりあえず4キロのダンベルを買ってみる。 主婦に混ざって、チョコザップに励む。 初めての「マスター、いつもの」。 盆栽のごとく、チン毛を整える。 料理への挑戦は、相分離生物学的卵かけご飯作りから。 お母さんにバースデーカードを贈る。 なぜかド緊張! 父、母、俺で晩酌。 目次 はじめに 俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態を
お伝えするための長い長い前置き ◉理論編 俺は俺で考え続けてきた フェミニズムとの邂逅 トランス男性の声を読む クィア文化を取り込む 「ケア」という謎に立ち向かう よりマシなシスヘテロ野郎を目指して 途中に はじめてのこころみを書くということ ◉実践編 俺は俺の行動で変わっていく はじめての、友人と初詣 Respect for 稲波さん はじめての、コルトンで本の薦めあい Respect for 書店で会ったみんな はじめての、「マスター、いつもの」 Respect for City Light Book はじめての、実践的トイレ考 Respect for ニッケコルトンプラザのトイレ はじめての、チン毛看 Respect for 思い出せないあの詩 はじめての、ダンベル Respect for ショーゴ(東京ホテイソン) はじめての、ジム通い Respect for チョコザップのマダムたち はじめての、相分離生物学的卵かけご飯作り Respect for 白木賢太郎 はじめての、バンドにファンレター Respect for Ataque Escampe はじめての、母親にバースデーカード Respect for お母さん はじめての、両親と晩酌 ルーマニアのアンカに捧ぐ おわりに 著者 済東鉄腸 (サイトウ・テッチョウ) 1992年千葉県生まれ。映画痴れ者、映画ライター。大学時代から映画評論を書き続け、「キネマ旬報」などの映画雑誌に寄稿するライターとして活動。その後、ひきこもり生活のさなかに東欧映画にのめり込み、ルーマニアを中心とする東欧文化に傾倒。その後ルーマニア語で小説執筆や詩作を積極的に行い、現地では一風変わった日本人作家として認められている。コロナ禍に腸の難病であるクローン病を発症し、その闘病期間中に、noteでエッセイや自作小説を精力的に更新。今はガリシア語とルクセンブルク語を勉強中。趣味は東京メトロ1日乗車券を使って東京メトロ圏内のチョコザップをめぐること。注目している若手芸人はどくさいスイッチ企画、忠犬立ハチ高。一番懐かしく思うのは、ゲームソフトを一旦買えばアップデートやいくら課金すればいいかを考えずにただ無邪気に楽しめた時代。初の著書、千葉ルーが8刷に。

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