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韓国ドラマの想像力

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韓国ドラマには何が託されているのか、社会のリアルと新たなつながりの想像 韓国ドラマは面白いだけではない。そこには、いま・こことは異なる社会の想像と創造のヒントが隠されている。2010年代以降にヒットした韓国ドラマを、経済格差、教育、国家権力、軍事、フェミニズムなど、多様な視点から社会学的に読み解く。ドラマ案内、韓国研究入門としても最適な一冊。 本書で取り上げる主な作品 『キミはロボット』『愛の不時着』『サバイバー 60日間の大統領』『酒飲みな都会の女たち』『静かなる海』『キングダム』『SKYキャッスル 上流階級の妻たち』『応答せよ』シリーズ、『シスターズ』『ザ・グローリー 輝かしき復讐』『補佐官』『秘密の森』『D.P. 脱走兵追跡官』『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』『グリーン・マザーズ・クラブ』『結婚作詞 離婚作曲』『椿の花咲く頃』 ◎目次 まえがき 序章 日本における韓流 I 境界を越える想像力 第1章 人間とAI の境界:『キミはロボット』 第2章 分断の語られ方について:『愛の不時着』『サバイバー 60日間の大統領』 第3章 「食べる事」の快楽とリスク:『酒飲みな都会の女たち』『静かなる海』『キングダム』など コラム1 ウェブトゥーン原作ドラマの楽しみ方 II 格差をめぐる想像力 第4章 教育による階層移動は可能か:『SKY キャッスル 上流階級の妻たち』 第5章 世代があらわすもの:『応答せよ』シリーズ,『シスターズ』 第6章 韓国社会と学校についての一考察:『ザ・グローリー 輝かしき復讐』 コラム2 格差社会とグローバルな共感 III 権力を問い直す想像力 第7章 権力と社会正義の行使:『補佐官』『補佐官2』 第8章 官僚制組織の理想と現実:『秘密の森』 第9章 軍事文化と逸脱の問題:『D.P. 脱走兵追跡官』 コラム3 なぜ財閥がしきりに登場するのか? IV “つながり”への想像力 第10章 「おじさん」たちのロマン:『マイ・ディア・ミスター』 第11章 「 母」をめぐる表象:『グリーン・マザーズ・クラブ』『結婚作詞 離婚作曲』『椿の花咲く頃』 コラム4 フェミニズム・リブートと韓国ドラマ 終章 韓国ドラマ制作変遷小史 あとがき 【著者】平田 由紀江(ひらた・ゆきえ) 日本女子大学人間社会学部准教授。専門はメディア・文化研究,社会学。共編著に『韓国家族』(亜紀書房),『ソウルを歩く』(関西学院大学出版会),訳書に『韓国ポップのアルケオロジー 1960‒1970 年代』(月曜社)など。 【著者】森 類臣(もり・ともおみ) 1979 年生まれ。摂南大学国際学部特任准教授。専門は歴史社会学,ジャーナリズム論。著書に『韓国ジャーナリズムと言論民主化運動 『ハンギョレ新聞』をめぐる歴史社会学』(日本経済評論社)など。 【著者】山中 千恵(やまなか・ちえ) 1972 年生まれ。京都産業大学現代社会学部教授。専門は社会学,マンガ研究。共著に『マンガ・アニメで論文・レポートを書く』(ミネルヴァ書房),共編著に『マンガミュージアムへ行こう』(岩波書店),『ソウルを歩く』(関西学院大学出版会)など。

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