それって妻の義務ですか!?
本音150%の介護奮闘記!
義母の認知症が8年前に始まり、義父も5年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。
しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護は妻の義務なのか? 夫の出番は? 介護の最初の一歩から、高齢者を騙す悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記!
【目次】
プロローグ──それは瓶ビールから始まった
第一章 異変(二〇一六~一九年)
1.悪い予感
2.税込みと税抜き、どちらになさいますか?
3.大晦日の消費税論争
4.義父、倒れる
5.義母、認知症と診断される
6.すべて完璧のはずだった──介護が本格的にスタート
第二章 遊びじゃねえんだよ──介護は体力勝負!(二〇二〇~二一年)
1.義父、ふたたび倒れる
2.大混乱──義母の運転免許返納
3.遊びじゃねえんだよ──ワクチン付き添い奮闘記
第三章 ドタバタ介護奮闘記(二〇二二年)
1.二人の人生なんだから
2.少しずつ、でも確実に変わりゆく日々
3.「お客さん」になった義母──加速する認知症
4.あの真面目そうな青年が
5.「もうこんな生き方やめます」宣言
6.義父が暗い
7.今度は義母が重い
8.介護サービスを拒絶する義父
9.夫、ついに雄叫びを上げる
10.今を生きる義母と、過去を追う義父
11.義父の妨害工作
第四章 もう無理かもしれない(二〇二三年)
1.私って意地悪かな
2.本当の親子と義理の両親
3.認知症に備わった能力
4.九十歳の純愛
5.歯医者に行くだけなのに
6.義父のお尻が大事件
7.それが一番アカンやつ
8.義父から逃げたくて、夏
9.叶わなかった両親との食事会
10.悪徳業者との闘い──高齢者を騙す人々①
11.善良そうな人たちにもご用心!──高齢者を騙す人々②
12.そろそろ、実の子の出番ですよ
13.夫が本格的に介護に参加したけれど……
エピローグ──介護の覚悟
(著者プロフィール)
村井理子(むらい・りこ)
翻訳家、エッセイスト。1970年、静岡県生まれ。滋賀県の琵琶湖畔に夫と双子の息子と暮らす。著書に『村井さんちの生活』『兄の終い』『全員悪人』『家族』など。訳書に『ゼロからトースターを作ってみた結果』『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』など。
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