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交差するパレスチナ

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パレスチナ解放闘争の交差性 日・韓・在日を架橋する運動体にして、2006年からパレスチナとの交流事業を継続してきた在日本韓国YMCAが2021〜22年に主宰したオンラインティーチインが待望の書籍化。差別の複雑な実態を把捉し、それに対する解放実践にインスピレーションを与える交差性(インターセクショナリティ)の概念によって、パレスチナをめぐる抑圧と抵抗の歴史を再照射し、ありうべき連帯の可能性を開示する。フェミニズム、批判地理学、パレスチナとアメリカ黒人解放闘争との接点、クィア理論、在日朝鮮人とパレスチナ、日本赤軍の足跡、パレスチナ解放神学、シオニズムと対峙する宗教思想といった先鋭的な視角からなる8本の論考が詰め込まれた、交差的な知と実践の道具箱。 〈主な目次〉 パレスチナからのメッセージ ニダル・アブズルフ 第1章 パレスチナとの交差を見つけ出すために――交差的フェミニズムと連帯の再検討 金城美幸 第2章 パレスチナと資本主義による略奪――「占領のロジスティクス」という視座から 北川眞也 第3章 アメリカ黒人解放闘争とパレスティナとの連帯――テキストとアートで辿る闘争の経絡 阿部小涼 第4章 パレスチナと性/生の政治 保井啓志 第5章 パレスチナの歴史的鏡像としての在日朝鮮人――私が私たちになるために 中村一成 第6章 パレスチナと日本の社会運動――日本赤軍の行動の軌跡に即して 太田昌国 第7章 ジェンタイル・シオニズムとパレスチナ解放神学 役重善洋 第8章 パレスチナと共闘するための宗教ーー分断に抵抗した越境的思想家たち 早尾貴紀

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