


「プルーストを読んでどうなるというのですか?プルーストを読んでいると楽しいです。そんだけ!」
うっかり神保町で『失われた時を求めて』ちくま文庫版全10巻セットを買ってしまった。せっかく買ったので毎日読んでいる。せっかく読んでいるので、読みながら毎日ものを書くことにした。読書と、生活と、脱線の記録。いつもリュックにプルースト。毎日読んで、毎日書く。それだけを決めて、ほとんどプルーストではない本ばかり引用し、役にも立たなければ、読んだ端から忘れていくので物知りにもならない、ただ嬉しさだけがある読書日記。
解説:友田とん(代わりに読む人)
目次
『プルーストを読む生活』の要約
プルーストを読む生活
プルーストを読まない生活
あとがき
解説
この日記の時期に読まれていた本(リスト)
著者プロフィール
柿内正午 (カキナイショウゴ) (著/文)
会社員。
著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)、『町でいちばんの素人』、『会社員の哲学』、『あまり読めない日々』(零貨店アカミミ)がある。「文學界」などに寄稿少数。ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」を毎週月曜に配信している。