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デザインフルネス 脳科学でわかる心地よい生活環境のつくり方

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暮らし方・働き方に採り入れたい 北欧発の「デザイン×脳科学」! 幸福度を高め、クリエイティビティを向上させる 環境づくりの秘訣とは…… ニューロデザイン分野の第一人者である著者が、私たちの感情や行動を左右する家・学校・職場・病院・都市のデザインに脳科学の知識を活かす方法を伝授。 オフィスに緑を置いてストレス軽減、 丸みのある形を採り入れて人の交流を促進、 ヒュッゲな要素で愛情ホルモンを活性化…… など、すぐに実践できるアイデアが満載! 著者イサベル・シェーヴァルは「ニューロデザイン」(脳が環境にどのように反応し、それがどのような生理的・心理的な影響を与えるかについての研究)の専門家です。 本書では最新の研究成果から、より健康的で持続可能な生活環境を実現するための具体的なヒントを紹介しています。 【たとえば】 ・進化学的にはサバンナを連想させる景色が心地よく感じられる ・窓から見える景色が美しい病院では、患者の回復が早まる ・広い歩道や自転車専用レーンといった、人々の運動量を増やす「ナッジング」のデザインで、健康リスクが低減し、パブリックヘルスが維持される ・自然に接しやすい環境をデザインすると、体内のNK細胞が増えて免疫機能が強化されたり、精神疾患のリスクが低減されたりする ・フラクタルのパターンは脳の回復に刺激を与え、ストレスを軽減する ……など 脳科学の研究結果はオフィスや公共の建造物、そして住宅にももっと反映されるべきです。私たちの脳がどのように機能するのか、一般の人々にも知識が広がり始めた今、インテリアや建築に革命が起きてもいいはずです。脳の基本的な機能は何万年もほとんど変化していないのに、私たちが暮らす環境は脳がかつて進化の過程を経たアフリカのサバンナとは対照的です。研究結果を踏まえた上で家や学校、職場、病院、都市をデザインすれば、人間の基本的な行動、感情、ニーズに調和した環境をつくることができるはずです。進化学や生物学、遺伝学が建築家やインテリアコーディネーター、それに普通の人々――健康的な人生を持続的に支えてくれるような環境や家づくりをしたいと思っている人全員に、素晴らしい可能性を与えてくれるのです。(第1章より) 目次 まえがき 第1章 基本に立ち返る 第2章 連帯感 第3章 運動 第4章 回復 第5章 バイオフィリア 第6章 クリエイティビティ 第7章 集中力 付録:自宅におけるデザインフルネス/職場におけるデザインフルネス/学校におけるデザインフルネス/医療機関におけるデザインフルネス/街におけるデザインフルネス あとがき 謝辞 訳者あとがき 用語 主な参考文献 ▲ PROFILE 【著者】 イサベル・シェーヴァル(Isabell Sjövall) ストックホルム商科大学、フィレンツェのアカデミア・イタリアーナ、ロンドンのキングス・カレッジ・ロンドン精神医学・心理学・神経科学研究所で学ぶ。話題書『ニューロデザイン』の著者のひとり。脳科学の知見や正しい知識、意識的な選択によって、家庭や職場、学校、病院、都市において、健康的で持続可能な生活とより良い未来をつくっていけるという信念のもと、健康や幸福を促進するデザインや建築に関する知識を広めることに情熱を傾けている。 人間がデザインや建築といった環境からどんな影響を受けるのかという興味が湧いたのは、4歳の頃テディベアを色別に並べて自分の部屋を模様替えしたとき。その後も環境からの影響に対する好奇心は高まり、現在ではニューロデザインの分野で世界をリードする専門家となる。建築、デザイン、不動産業界において15年以上プロジェクトの経験を重ね、不動産を最適化することで販売価値を総額100億スウェーデンクローネ引き上げるなど、健康および生活の質の向上を目的とする複数の企業の取締役を務めている。 【訳者】 久山葉子(くやま・ようこ) 1975年生。神戸女学院大学文学部英文学科卒。2010年よりスウェーデン在住。訳書に『北欧式インテリア・スタイリングの法則』(机宏典との共訳、フィルムアート社)、MOOK『北欧スウェーデンのガーデン&インテリア』(執筆担当、住まいと暮らしの雑誌編集部編、主婦と生活社)。スウェーデンのお宅の訪問取材も多く、日本のインテリア雑誌やMOOKに寄稿。その他、訳書は『スマホ脳』(新潮新書)など多数。著書に『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』(東京創元社)。

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